【レビュー】KZ ZS6 コスパ最強イヤホン

コスパ最強イヤホンの登場

これまでこのブログで紹介してきた通り私はそこそこ高価なイヤホンを使用しています。
そんななか、今回紹介するイヤホンはAmazonで約6500円で販売されているイヤホンです。

中華製品の進化

日本では「中国製」というだけで製品の質や安全性に不安を抱く方が多いと思います。
何を隠そう私もその中の一人です。
じっさい数年前までは中国製は故障どころか初期不良のある製品がたくさんありました。
ところが現在ではスマホ業界ではHuaweiが急成長を遂げたようにその限りではありません。
オーディオ業界でも同様に中国企業の超高級イヤホンも登場しており、実際人気の機種も多いです。
では低価格帯はどうなのか というとこれはさすがに玉石混交です。

そんな玉石混交の低価格帯イヤホンの中でも飛びぬけて評価が良く、話題になったイヤホンであるZS5の上位機的な位置づけのイヤホンがKZ ZS6となります。


KZ ZS6

カタログスペック


ドライバ構成:2ダイナミック&2バランスド・アーマチュア
インピーダンス:15Ω
音圧感度:105dB
応答周波数:7Hz-40000Hz
ケーブル:あり/無し
カラー:ブラック/グリーン/レッド
プラグ :2pin (0.75mm)

特筆ポイント

まず驚いたことに6500円にして2DD2BDの計4機のドライバーを搭載したハイブリッド型イヤホンであることです。
例えば、以前このブログでも記事にした約4.5万円で販売されているAZLAの1DD1BAの計2機よりドライバー数で上回ります。
もちろんドライバー数だけで評価すべきではありませんが・・・

さらに2pinプラグによりリケーブル可能です。
同社より発売されている各種アップグレードケーブルはもちろんのこと2pinケーブルであれば基本的にはどのケーブルでも使えます。(一部ピン径の異なるものがあり要確認)

さらにZS5とは違いメタルハウジングとなったことで高級感・剛性が格段に向上しています。

また、ZS6はハウジング外側にベント(穴)を設けることでDドライバーが駆動しやすくなっておりまた音場の確保に貢献しています。

開封~内容物確認

パッケージは↑写真のような簡易パッケージです。
クレジットカードを二回りほど大きくしたような非常にコンパクトな大きさです。
特に雑であったり安っぽい印象はなくこれといった不満はありません。
イヤホン本体は台にはめ込まれているので輸送中の損傷等も起きにくいと思います。
この下にケーブル・イヤーピースが入っています。
内容物はイヤホン本体・ケーブル一本(Mic無し)・イヤーピースS・M・L各1ペア
イヤホン収納用ハードケース等はありませんが6500円ですので妥当かと思います。

実際に使用して

物の良さ

まず音質ではなく物としての評価をします。
ハッキリ言って6500円のイヤホンとは思えません。
メタルハウジングで高級感・剛性はもちろんのこと工作精度もかなりのものです。
写真でわかる通りビス止めで2パーツをつないでいますがここにズレやバリがありません。
また本体の塗装に関しても塗装にムラやハゲも見当たりません。
2pinプラグにぐらつきがあるというレビューも散見しますが私の個体では全く問題ありませんでした。
これはロッドによって差がある可能性があるので何とも言えませんが最新ロッドを購入すれば問題ないかと思います。

音質(箱出し)

箱出しすぐはじゃじゃ馬のような印象がありました。
高音から低音までしっかり出ますが高音はそこそこ刺さりが目立ち、逆に低音はぼわつきます。
また全音域において若干の粗さを感じました。
が、6500円ということを考えるとこの時点で価格相応かそれ以上の音は出ていました。

音質(エージング40時間以上経過)

箱出しのじゃじゃ馬が良いお家柄のおてんば娘へ生まれ変わりました(笑)
高音から低音までしっかり出る元気さは残したまま、高音の刺さりはほとんどなくなり低音はしまりが良くなりました。
また全音域において粗さがなくなりクリアで解像感が向上しました。
正直ここまでエージングの効果があるとは思っておらずびっくりしています。

これと同等以上の製品をU10000円で探すのは至難の業だと思います。
というかないと思います。
ZS6を有名イヤホンメーカーが販売するとなると確実に3万円以上はすると思います。

AZLAよりZS6のほうがおすすめできますw(マジで)


 (追記)
販売店に確認したところ後期ロット(執筆時2017/11/24)と初期ロットではチューニングが改善されているそうです。                          
発売初期に購入された方は買いなおしてみるのもいいかもしれません。        

(追追記)
ZS6の出来があまりに良くて二つ目を購入しました。                

グレーを購入し、エージングを済ませたところ先のブラックと明らかに音質の変化がありました。                                    
傾向としては音の暴れが非常に少なく先のものよりすっきりした印象を受けます。   
おそらく大概の方はこちらの音のほうが「良い音」と感じるのではないかと思います。 
旧チューニング個体の在庫的にグレーの新チューニング割合が一番高いようです。   
とはいえ売れている個数は見たところかなりのようなので他色もすでにグレーと同様の状態になっているとは思いますが。。。                       

音漏れ

ベントが設けられたことによって音漏れを心配する声をSNSや某掲示板で多数確認しました。
すくなくとも私の聴く音量ではベントから2~3cmくらいまで耳を近づけない限り聞こえることはありませんでした。
大音量で音楽を聴く方の場合でも電車等の騒音があるところで使う場合問題ないと思います。
どうしても音漏れが気になる方はビスを外して分解し、ベント部分にフェルトやアルミテープ、プレートなどを張り付けることで解消できます。
わたしは分解していないので何とも言えませんがSNS等を見た限り簡単に加工できるようです。

イヤーピース

付属のイヤーピースも装着感は悪くありませんが音質の向上を目的に社外品に交換してみました。
ZS6はノズル系がかなり太目(6mm前後)になっているため装着可能なものとそうでないものがあるのでネットで購入される場合はしっかり確認してから購入されてください。
様々な代表的なイヤーピースを試した結果、いまはスパイラルドットに落ち着いています。
付属のイヤーピースと比べて高音の伸びを阻害することなく刺さりが抑制されました。
また、AET-08とZS6の相性が非常に良いといった情報もありイヤホンショップに行く際は試してみようかと思っています。

ケーブル

付属のケーブルで音質は特に問題ありません。
ただ、ゴムっぽさがあるため肌触りはあまりよくありません。
また、タッチノイズが少々目立ちますがShure掛けするので不可なレベルではありません。
リケーブルの必要性は絶対ではなく急ぐ必要はないと思います。
が、同社よりアップグレードケーブルが比較的お手軽な価格(1200~10000円)で入手できるので上記の点で不満がある方や音質のカスタムをしたい方は購入されるといいと思います。
もちろん社外製の高級ケーブルに交換するのもありですしそれに見合ったポテンシャルは十分あるといえます。


割とマジで中華ヤバかった・・・

いや、正直ここまで良いとは思ってませんでした。
控えめに言って「買い」です。
中華なんてダメでしょって思ってる人、だまされたと思って買ってみてください!!

Amazonで購入すれば初期不良があった場合もスムーズに対応してもらえるので安心ですしね。
国内イヤホンブランド・大手イヤホンブランドは低価格帯頑張らないとZS6に駆逐されちゃうよ、マジでw



ってことで今回はここまでです。
それではみなさん、ごきげんよう
良きオーディオライフを!!